子供の耳を育てる
日本人がどうしてカタカナ英語しか話せないのかは、小さいころに英語の音を聞いていないため知らない音をすべて日本語の音に入れ替えてしまうためなんです。
英語の音と日本語の音は全く違う音がたくさんあります。
この音を聞き分けられないために日本語英語なるものができてしまうのです。
例えばLとRの音。
日本語ではどちらもLに聞こえてしまいます。
日本語には「ラリルレロ」という発音しかなく、英語の「ウㇻ、ウㇼ、ウㇽ、ウㇾ、ウㇿ」という音はありません。
大人になってからこれを聞き分けて言ってみろと言われてもかなりの努力が必要になるわけです。
だから今の日本英語で大切なのは、子供の頃から英語に触れることなんです。
たくさんの英語の音を聞かせて英語の音がすんなり聞き取れる耳を育てないといつまでたっても日本語英語は改善されないでしょう。
子供の頃の英語の耳を育てるのは家庭で始めるしかありません。
いくら小学校から英語授業が始まったとしてもそれでは遅すぎるのです。もちろん英語の授業をすることは悪いことではありません。
でもその前に家庭でもっと英語を身近に感じられるように、テレビで英語のみのチャンネルを作ったり、幼稚園で英語を聞く時間を作ったりすることが大切だと思います。
そんなことを言っていても間に合いませんので、とにかく小さいお子さんがいる家庭ではどんどん英語のCDを聞いたり、英語のDVDを見せたりして家で英語の触れる機会を増やしてあげましょう。